未経験者でも探偵になれるの?
小説や映画などで、探偵が活躍する作品が多数あり、あこがれの職業と感じている人もいるでしょう。
しかし探偵になりたいと思ったとき、経験のなさがネックになると心配する人がいるかもしれません。
実際に未経験者でも探偵になることができるのでしょうか。
未経験者でも探偵になれる!
探偵になるには、特別な学歴や資格などは必要ありません。
そのため、ほとんどの人が未経験の状態で探偵になっています。
実際に求人募集をしている探偵社の多くが、「未経験者歓迎」「経験不問」と記載しています。
ですから、面接の結果、探偵にふさわしいと判断されれば、未経験でも新人探偵、探偵見習いとして働き始めることができます。
資質が重要視される?
探偵として採用されるかどうかは、応募者の資質によって変わってくると言われています。
まず尾行や張り込みなどに耐えられるような、 基礎的な体力 が問われるでしょう。
また、長時間の調査をこなすための 忍耐力も必須 です。
さらに洞察力、頭の良さなども問われるかもしれません。
学歴が問われないため、勉強ができるかどうかは問題にされませんが、いわゆる「地頭の良さ」を問われることになります。
面接や採用試験の結果、これらの資質が十分備わっており、探偵として成長する見込ありと判断されれば、採用してもらえるでしょう。
新人時代が大変?
探偵として雇用された後は、しばらくの間、先輩探偵のお手伝いのような地味な仕事を任されることになります。
探偵の仕事は依頼者の人生にも関わる慎重な仕事ですから、未経験で新人の探偵が、いきなり重要な業務を任されることはありません。
第一線で活躍する先輩の仕事ぶりを見ながら、自分なりに成長していくことが大切になります。
この時期に憧れと現実のギャップに苦しみ、探偵をやめてしまう新人も少なくないと言います。
また一人前になるまでは、給料も安く、生活をするのが大変な職場もあるようです。
一般企業から転職して探偵になった場合、給料が大幅に減ってショックを受けるということもあるでしょう。
準備が重要!
探偵になりたいと思ったら、本気で探偵になる準備をすることをおすすめします。
張り込みなどに耐えられる体作りをするため、毎日一定の距離をランニングするなど、体力を蓄えるようにします。
また、 探偵学校に入学するなどして、あらかじめ探偵に必要な基礎知識を身につけておく のもいいかもしれません。このように準備を重ねて探偵社の面接を受ければ、面接の担当者に「本気度」が伝わりやすくなります。
以上のように、探偵の仕事は未経験者でもなることができますが、一人前になるまで続けるのが大変な仕事です。
本気で探偵になりたいと思った人だけが、生き残り、活躍する探偵になれるのかもしれません。